雪、降らなかった

1月25日(水)晴れ

昨夜の冷気と風の音は部屋の中にまで侵入してくるほどだった。

きっと、明日の朝は銀世界だろうと、子犬のように楽しみにして

早めにベットに入った。

 

今朝、目覚めて、少しだけカーテンをあけて覗いてみると、雪はなく
静かに明ける朝があった。空は明るんだ春を思わせる色をしていて、、だんだん、

やわらかな空色の雲がうかんで、風は冷たいのに 春の声を聞いたような気がした。

代替えで急遽お休みとなった君をお留守番に、私は、美容院へ 久々一人で外出。

マスク忘れに気づいてとりに戻る。

予定のバスにはもう間に合わないだろうとゆっくり歩いていくと バス停に人影が見えたので 少し急ぎ足でバス停に着くと、「まだですよ。」と同年代かな、とお見受けする 女の人が迎えてくれた。マスクを忘れて引き返したことから、自然に話題は日常のことになって、何をするにも時間がかかるようになってきて、それらのことは、もう少し若かった頃には想像もしなかったこと、などと、そこには はじめてお会いした人とうなずき合って話している私がいた。

美容院では早い時間のお客様が順次終えるところのようだった。カットとパーマーの2時間余りは、うとうと過ごした癒しの時間。以前は、詩集など読んでいたのに、と思う。こんな現象も想像したことなどなかったなぁ、とおかしくなる。

バスを降りてから、買い物を済ませ、帰ると、お風呂が沸いていた。

智子さんから電話があったという。朝留守電に雪降りましたか?と入れておいたからだね、とだけ言って そのままにしていたら、入浴中にまた電話と言う。

それでもかけようとしない私に、君はかけてとうるさい。そうこうしていると、かかってきた。ほら、お母さんの方にはなくっても、伯母さんの方にはあったんだよ、と。君に言われて ふむふむふむ。。。お留守番、ご苦労様でした。

冷え込んだ早朝の空