そして。それから

 そして。それから   2023・1・17

寒い朝なのに山鳩の鳴くのを もう何度も聞く

寒いよ~寒いよ~さむいよ~と鳴いているのだろうか

昨日は外の水道の近くで

カラスが そこにあったなにか容器のような形をしたものから

水を飲んでいるようなしぐさをベランダにいて目撃した

それを何度も繰り返し飛び立ったのだが

イソップ物語「カラスと水差し」を思い出し 頬が緩んだ

それから ふっと 2日ほど前に届いた大西美千代個人誌31号 そして。それから

のことを思い出し、いつものことなのだけれど お礼の言葉もまだだったことに気づいた。楽しみながらなのだと思う、編集もお見ごと。

今回の詩誌31号の1頁目には小野十三郎の「葦の地方」と言う詩だったが、

「消失点」とゆうタイトルで、いつも 室生犀星だったり宮沢賢二だったりの詩と

彼女自身の思うこと感じたことがびしっと添えられていて そのたびに思う (とはいっても、25号からなのだけれど)著者はどれだけ多くの詩人の詩集を読み記憶しているのだろうか。と。

詩集を読む人こそが詩人、とは詩人、秋亜綺羅の言葉だったか・・・・。

 

消失点とは遠近法において支点を通り描く直線と平行な直線が画面と交わる点。

遠近法とは絵画で、遠近の距離を、目に見えるのと同じ距離感を与えるように画面に表す法方。

なるほど、詩の世界を写真や絵画と同じ遠近法を用いて見てみると、

いわゆる、それがタイトル。

そして、それから。

  
また、と~くでやまばとが呼んでいる・・・。


 

大西美千代個人誌31号「そして。それから」